ワンブルーム株式会社 Onebloom Corporation|新興国との持続可能な成果を共に目指す
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Column/代表コラム

Vol.42:【経営者、リーダー層向け】TICAD9(アフリカ開発会議)を終えて。大きな進展とまだまだ感じる日本企業とアフリカ企業・アフリカ市場とのギャップ

9/9/2025

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その成果と進展について

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2025年8月20日から22日にかけて、横浜で第9回アフリカ開発会議(TICAD9)が開催されました。
日本政府が国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行、そしてアフリカ連合(AU)と共催するこの会議には、アフリカ諸国の首脳を含む約50か国が参加し、最終日には「TICAD9ヨコハマ宣言2025」が採択されました。
テーマは「アフリカと共創する革新的解決策」。
これまで以上に「共創」の姿勢を打ち出しながら、民間主導の成長、人材の活躍、そして地域統合の推進が柱とされました。
 
日本側からは、複数の新しい提案や具体的な支援表明がなされました。
例えば「インド洋—アフリカ経済圏」構想が示され、インドや中東とアフリカを結ぶ経済回廊の中で日本企業の役割を強めていく姿勢が打ち出されています。
​また、アフリカ開発銀行との連携を通じ、最大55億ドル規模の融資支援を行う方針も表明されました。
さらに人材育成では、3年間で3万人規模のAI人材を育てると明言し、デジタル化と雇用創出を両立させるアプローチを強調しています。
 
このような新規提案に加え、前回のTICAD8(2022年、チュニス)で掲げられた「3年間で300億ドル規模の資金動員」という約束が、2025年7月時点で既に達成されたことも報告されました。
これは日本政府として、アフリカにおける投資・開発支援の実績を一定程度積み上げてきた証左といえます。
ヨコハマ宣言では、経済や産業分野における投資促進やアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)の推進、人材育成と女性・若者のエンパワーメント、農業・食料システム改革、気候変動とグリーン成長、さらには平和と安定に向けた協力など、多岐にわたる分野が改めて整理されました。
特に農業分野では、CAADP(包括的アフリカ農業開発計画)やカンパラ宣言(2025)との連動が明示され、現地の食料安全保障と栄養改善が重視されています。
 
会期に合わせてJETROが主催した「TICAD Business Expo & Conference」では、日本企業とアフリカ企業の展示や個別商談、官民対話のセッションが並行して行われ、現場でのネットワーキングやパートナー探しが活発に進みました。
​国際機関も軒並み、「アフリカ主導の解決を共に創り上げていく姿勢」が強まった点を評価しており、TICADは依然としてアフリカにおける日本のプレゼンスを可視化する重要な場であることを再認識させる結果となったと言えます。
 
実際にそのTICAD Business Expo & Conferenceに参加していた私としても、6年前のTICAD7横浜よりその参加されている日本とアフリカ双方の企業人たちの数、そして本気度、新しい価値を提供していくんだ、共に生み出していくんだ、という気概、意識。
そして参加されている役職者たちの属性が経営者やリーダー層であったり、その割合が確実に増えているのを感じたり、彼らの意識の変化など、この6年間で大きな進展が現場では起きている、ことがまた感じられました。
 
また、この規模感で日本対地域、の枠組みでBusiness Expo & Conference併設の開発会議が行われているものは、他にはありません。
日本対ASEAN(東南アジア)、日本対インド、日本対中東、でもこのような性質の開発会議は存在しないわけです。
そういった意味で、一部のグローバル企業、大企業だけに限らず、中堅や中小規模の企業、スタートアップ、他各種支援者やステークホルダー、エコシステムプレイヤーも含めた形で、ワンストップで新興国向けビジネスや事業の話が進展していくプラットフォーム、としての価値は大きなものだと改めて痛感させられました。
この機会を長い年月をかけて、汗水垂らしながら現場で準備してくれた、主導してくれた、運営してくれた日本政府側、行政側の実務者の方々には、感謝とそして敬意を表します。
世界中様々な国際会議を現場レベルで見てきた、体感してきた、そして一部運営側としても関わってきた人間として、まさに日本だからこそ実現できる、付加価値の高いレベルのグローバル開発会議だと誇りに思います。
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まだまだ感じる日本企業とアフリカ企業・アフリカ市場とのギャップ
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一方で、私も含めたその本当の成果を担う現場での実務者たちは、今回やこの6年間などを通して感じてきた課題感、としっかりと向き合い、そして対処していくことが求められます。
 
今回のTICAD Business Expo & Conferenceで情報や意見交換させてもらいました、日本企業やアフリカ企業の経営者やリーダー層の方々との会話を通しても、まだまだ各種ミスマッチやギャップを感じる要素、レベルアップそして乗り越えていかなければならない課題などがたくさん存在することを実感しました。
また当然ですが、それらは我々の常日頃現場レベルで起きている、我々の支援先企業の事業や組織、経営に関連するところの課題感と重なる要素です。
 
色々とある中で、一つ事例を挙げてみたいと思います。
それは「我が主張押し付け営業」です。
今回お話をさせていただいた日本企業の中でも多くがそうでしたが、とにかく「自分たちが売りたいものをただ売っている」から抜け出せていない。
もちろんのこと、自分たちが作るもの、提供するものを売ること、がブース出展などしている企業の担当者、彼らの仕事であることは理解できます。
ただそこだけにフォーカスしている、もっと言いますと細部も見てそれ以上の全体戦略を持ちえながらその場に立てていない企業、というのは、結局いくらそこにアフリカ諸国の要人やビジネスパーソンが訪れたところで、その場はふわふわっとした会話で終わり、会期後に具体的な商談に進んだり、相手との実践的且つ戦略的な関係深化が進むことはほぼありません。
また一部の奇跡で、とある相手とのニーズがその場で合致したところで、良くてその後何かが単発で発生する程度で、継続性や持続性はほぼ皆無です。
 
一方でその構造の脆弱性、を何となく感じ取っている企業というのは、スタンス、意識がやはり違います。
今実力として出来ているか、出来ていないか、を関係なく見ても、それらの企業はまず大前提として「自分たちが売りたいものをただ売っているだけではダメ」という考え方を内に持たれています。
つまり、単に目の前にあるもの、所持しているものを売るだけの「営業的思考」ではなく、市場や潜在顧客層のニーズや課題に対してのソリューションや付加価値を見極めつつの「事業創造的思考」も持たれているか、感覚的にそれが大事であるという頭もある、ということです。
故に、当然ですが同社が取るその体制やアプローチ、は単に「営業的思考」で渦巻いている企業とは違ってくるわけです。
例えばEXPOのブース出展者、などを見ていても、よく分かることです。
誰がいて、何を、どうやって対応をしているか。
何を話しているか、何を聞いているか。
現状として、まだまだ日本企業はアフリカ市場向けにおいても、その「我が主張押し付け営業」から抜け出せていない企業が多く存在します。
 
すでに既存製品のグローバル販売で成功体験があり、それを新しい市場であるアフリカ市場へも拡販していきたい、と考える企業の施策も、それ自体は悪いことではないのですが、やはりそれだけに執着してしまうと、その周りには多大な機会損失が潜在的に発生している事実、に気付けません。
単に見えるキャッシュを使うことだけが経営的に捉える「コスト」ではなく、「やらない・やれないコスト」、いわゆる巷で言われる「コスト・オブ・インアクション(何もしないことのコスト」にどう向き合えるか、とも言えます。
 
アフリカ、そしてアジアや中東なども含めた新興国市場は、思われている以上にその中身が複雑ですし、極めて多様です。
「当社の強みを活用して、実はそのようなことも出来るのか」と思える発想こそが生きる市場、とも言えます。
アフリカ市場側の消費者や企業も、賢い消費者そして優秀な企業であればあるほど、日本企業からのそういったプラスαの構想力を期待しているところがあります。
今回も多くのアフリカ企業の経営者やリーダー層と情報や意見交換する場がありましたが、まさにそこは変わっていません。
ただし、そのWinWinを構築していくには、それぞれが「ただ売りたいものを主張する」「ただ買いたいものを主張する」だけでは、成り立ちません。
そこに実践的な工夫や戦略、そして愚直で泥臭い擦り合わせなどが求められてきたりするわけです。
 
私が支援する企業様、経営者・リーダー層の方々もそこを打破していきたい、と思われている方が多いです。
私も彼らと共に、他人事ではなく、完全な自分事として、引き続き日本企業が持つその課題感、としっかりと向き合っていきます。
コラム執筆者:伊藤 弘幸

​
ワンブルーム株式会社 代表取締役
新興国(アジア:東南アジア+インドなど、中東、アフリカ)を主とした海外、グローバル事業や経営を、中長期的にも持続可能な成果へと導く、新興国ビジネス&マネジメントのプロ、トップアドバイザー、戦略的パートナー。
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当社は、来たる9月11日(木)・9月12日(金) 東京都立産業貿易センター浜松町館において開催されます、「海外ビジネスEXPO2025東京」に出展いたします。↓↓

当日は本代表コラムの定期購読者限定で、当社代表による15分の無料戦略相談も受け付けています。会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております。
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​08/05/2025:【展示会出展】海外ビジネスEXPO2025東京(9/11-12)への出展について
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​シャルジャ首長国(中東・アラブ首長国連邦、
UAE)の政府系投資促進機関トップが来日ー日本-シャルジャ投資フォーラムにて当社代表・伊藤とトークセッションを実施

2025年6月18日、UAE・シャルジャ首長国の政府系投資促進機関「Sharjah FDI Office(Invest in Sharjah)」のCEO、モハメド・アル・ムシャルク閣下が来日し、東京・グランドハイアットにて開催された「日本・シャルジャ投資フォーラム」に登壇。
日本企業の中東・GCC展開に向けたSharjahの活用可能性について、当社ワンブルーム株式会社 代表・伊藤弘幸と対談形式で戦略的対話を行いました。
Sharjahをハブとした日系企業の成功事例や、中小企業にとっての持続可能な進出モデルなどが語られました。
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詳しくはこちら↓↓
​06/25/2025 :【プレスリリース】シャルジャ首長国(中東・アラブ首長国連邦、UAE)の政府系投資促進機関トップが来日ー日本-シャルジャ投資フォーラムにて当社代表・伊藤とトークセッションを実施
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​07/08/2025 :【Media】掲載メディアのご紹介|Selected Media Coverage
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新興国ビジネスでの持続可能な成果に向けた、経営者やリーダー層ならではの悩みや課題、まずは"Simple(シンプル)でQuick(クイック。60分、1時間/回)" な戦略相談窓口、「新興国ビジネス&マネジメントのスポアド」を開始!

中長期的で持続可能性のある、構造的にも強靭な新興国向け事業化においての悩みや課題感全体に本格的に向き合いそして取り組んでいく前に、まずはその一部分でも、各所部分部分でも少し頭を整理したい、悩みを解消したい、スッキリさせたい、新興国向けビジネスとその事業化をより良く推進、促進させるきっかけやヒント、アイデア、突破口を掴みたい、などといった思いを持つ​日本企業の経営者やリーダー層の方のために、スポット戦略相談サービス:​「新興国ビジネス&マネジメントのスポットアドバイザリーサービス(略称:新興国ビジネス&マネジメントのスポアド)」​を企画開発、提供開始。

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​
Vol.40:【経営者、リーダー層向け】今こそ日本企業は、アフリカ諸国とのビジネス(事業)における共創を最注力の一つとして取り組むべきその理由とは 〜TICAD9が8月横浜にて開催〜
​
Vol.41:【経営者、リーダー層向け】日本企業にとっての中東市場、中東ビジネスの密かな可能性
新興国(アジア、中東、アフリカ)を
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