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Column/代表コラム

Vol.15: ウォーレン・バフェット氏の日系グローバル企業への事業投資活動から見えるグローバル、新興国市場での競争力の持ち方について

10/29/2023

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稀代の事業投資家、ウォーレン・バフェット氏の、日本の大手総合商社への事業投資の開始

非常に論理的かつ戦略的なアプローチで、彼の事業投資の主義と、人生の生き方において大事にしている基本的な考え方そのもの、に適合しているもの、という印象です。

ご存知の方も多いと思いますが、ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイは現在、日本企業向けにさらに多くの投資を用意しており、彼らのバークシャーが日本発巨大グローバル総合商社(正確には、もう商社業だけをやっているわけでは全くありませんが)である三菱商事、住友商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅の巨額株を買い始めました。

彼らの決断は、最終的には非常に「シンプル」だったと思います。
そして、もちろん、彼らは日本への投資を終えたわけではありませんが、これは彼にとってほんの出発点にすぎず、彼らは最終的に日本企業により一層投資し、もっと関与するために、グローバルな視点で日本企業の独自でユニークな、独立した文化と経済社会構造などについて謙虚に知り、学ぼうと努め始めています。
 
そこらへんにいる株式トレーダーとは異なり、企業投資家、実業投資家、事業投資家として企業を徹底的に分析。
同氏の日本企業への事業投資は、かなりの時間を費やした綿密な調査や分析の結果であることは容易に想像できます。
そして何よりも、彼の投資スタイルは、企業の真の価値にコミットし、中長期的に所有および株式を購入できる企業に常に注目していることです。
そしてそれらの企業の共通点は...
 
1. 彼自身がその事業、ビジネスを本当に理解出来る会社。
彼は株を選ぶのではなく、そのビジネス、事業を選びます。
それらの事業、ビジネスはバークシャーと似ている場合もあります。
そして将来的にビジネスパートナーとしての関係性を築いていくことも視野に入れている。
 
2. 過小評価されている株式と事業、ビジネスを持っていること
 
3. 世界中で事業を展開しており、配当や自社株買いのために多額の現金を生み出していること。 彼はトップマネジメントの質をとても大事にしている
 
4. そしてもちろん、中長期的に所有したり購入したりすることができること
 
また彼がよく言うのは、政府が民間産業による経済発展を心から支持している、と感じること、とその必要性。
その点において、バフェット氏は米国と日本は快適な環境であると考えています。
 
バフェット氏は、今後30年、50年後には日本とアメリカは今よりも大きくなると確信している、といいます。
確かに、世界的に見ると競争は激化しており、日本企業の競争力が相対的に劣る業種・分野は増えてきています。
日本企業社内のアニマルスピリットも低下していると言わざるを得ません。
私自身も多くの現場でそれを体感してきました。
2006年、日本企業は世界の上場企業の研究開発投資の21%を占めていました。 15年後の2021年には10%となり、同時期に設備投資比率も11%から8%に引き下げられました。

一方で、こうした要因も日本企業がキャッシュを節約、貯蓄する背景となりました。
儲からないのではなく、グローバルで儲かっていて且つアニマルスピリットを燃やしながらグローバルに戦略的事業投資を続けている企業も少なくはない。
我々が支援をしてきている日系大手グローバル企業、中堅・中小企業にも多くそういった企業があります。
2022年には、日系企業の時価総額に対する手元現金の比率は26%に達しましたが、米国や欧州企業など西側企業は7%台です。
 
重要なのは、その稼いだ現金をどのように成長や付加価値向上のため投資活用をし、どのように成長や一層の事業の付加価値化に繋げてきたか、ということです。
バフェット氏はそれを世界中で誰よりも鋭く、深く見ている一人のはずですが、今回の日本の大手商社への投資にはそれがよく表れていると思います。
 
日本の大手商社を表面的に見ている一般の似非投資家やビジネスマンは、商社を単なる多角的な商取引事業を行う事業会社である(もしくは投資銀行みたいだ、と語る勘違い)と考えていますが、実態は全く異なります。
それらはより多様で、多面的で、広くて深いものです。
それぞれが、世界規模で様々な業種・業態の貿易/商取引、事業投資、様々な事業や事業会社(バリューチェーンの上流から下流)の運営や経営を担い、競争力のある多くの実業、事業を展開する一流のビジネスプロフェッショナル、起業家、実業家、事業家、経営者の超一大巨大集団です。

私自身もその社内にいた人間としてよくわかりますが、人材の質の高さやその数の多さ、は他とは全く違います。それが彼らの国際競争力の源泉です。
PCやモバイルで株式投資を行うトレーダーでなく、本物の企業投資家、実業投資家、事業投資家、事業家、ビジネスマン、経営者であれば、その本質的競争力をしっかりと把握することができます。
もちろん、バフェット氏は後者として世界のトップの一人であるため、似非ビジネスマンや実業、事業、経営の実務を知らない似非コンサルタントなどの誰に何を言われようが、このような意思決定と挑戦を、彼の信じる尺度で論理的且つ戦略的に自信を持って行うことができるわけです。
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ウォーレン・バフェット氏の日系グローバル企業への事業投資活動から見える、グローバル、新興国市場での競争力の持ち方とは
 
上記で触れてきた要素なども参考にし、バフェット氏の日本企業への事業投資活動からも学べる、グローバル・クロスボーダー、新興国市場での競争力の持ち方、について一部考察してみたいと思います。
 
まずはバフェット氏の謙虚な姿勢、について。
今回米国外の本格的投資活動はほぼ初めて、というバフェット氏は、グローバルな視点で日本企業の独自の独立した文化とその背景にある経済社会構造などについても謙虚に知り、学ぼうと努め始めていること、を強調されています。
 
言葉で言うのは易し、実際行うのは難しい、のではないでしょうか。
私たちが普段アドバイザリー支援依頼、相談を受ける日本企業においても、この謙虚さと学習や成長意欲、をそもそも持ち合わせていない経営者やエグゼクティブ層、事業責任者などがいらっしゃいますが(最近はもうほぼ出会わないですが)、その時点で共にお仕事はできないこととなります。
なぜか。
新興国と事業を行う、新興国で事業行う、などとなると、それこそ独自の独立した文化や経済社会構造など、今までその会社や経営者などが経験してこなかった価値観や現実、環境に事業検討段階から日々直面することになります。
そういった中で、それら新しいこと(時には異質な)を謙虚に知り、新たに学ぼうと適応しようと努めること、というのは基本動作中の基本動作。
それさえも出来ずに、とにかく自分たちのやり方を押し通したい、とにかく部下や外部の誰かなどに任せてパッと稼ぎ始めたい、と内心どこかで思っているような経営者などがいる会社。
これ以上特に説明の必要もないかと思います。
 
二つ目に、バフェット氏がよく言う、政府が民間産業による経済発展を心から支持している、と感じること、とその必要性、について。
事業やその運営、経営を行う上で、快適な環境であるかどうか、ということ。
今回もその点において、バフェット氏は米国と日本は快適な環境である、と考えています。

これは新興国においても言えることだと思うのです。
むしろ、より一層重要、とも言えるかもしれません。
もちろんのこと、新興国ではまだまだ外資系の企業が事業や経営を行う上で、快適な環境を提供できている国の方が少数派です。これは経済や社会の発展段階、度合いから見て、許容するべきところです。
一方で、その国の政府が民間産業による経済発展を心から支持している、そしてそれに見合うような政策やそれに関連した取組みや活動を現場レベルの人間も含め熱意を持って本気で行っているか、というところはしっかりと見極めることが必要だと思います。

もちろんただ単に、他の人とは違うユニークなことをして目立ちたい、なんとなく競合がまだ少なそうだから機会があるだろう、日本人が誰もいないようなところで勝負をするビジョンがある、などの個人的自己満足のために事業をしていきたいような経営者の方、であれば誰も止めないので勝手にやってください、といったところです。運が良く成功することもあるでしょう。
ただし、本気で会社の事業とその付加価値を、新興国と絡めてもグローバルに成長させたい、向上させたい、創造したい。
顧客と会社の社員、仲間や外部のビジネスパートナー、ステークホルダーと合わせて、中長期的にも競争力を保ちつつ、健全で持続性のある事業を共に構築したいし、経営していきたい、と考えるような偉大な経営者や事業責任者などである場合は、そういった短絡的な意思決定はお勧めしません。

事業、実業とはその行い始めるタイミング、も極めて重要ですが、当然のことどこでやるのか、どこの誰とやるのか、などの実践的且つ戦略的な判断も極めて重要です。
しっかりとした尺度、軸を持って、取り組みたいものです。
 
続く To be continued...

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